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自分の人生を振り返ってみて感じたことや考えたことをアウトプットしてみました。

仏教。阿弥陀仏

阿弥陀仏とは西方浄土、極楽浄土と云われる、仏と菩薩が住む仏国土を建てたとされる仏様です。


仏国土とは、私たちの住むこの娑婆(しゃば)と呼ばれる世界も含みます。
そして、浄土とは、悟りを得た者(仏や菩薩)が住む清浄な世界(仏国土)を云います。


阿弥陀仏の寿命は無量であり、その光明は限りなく、
すべての世界に隅々まで行き渡っていることから、阿弥陀仏は、無量寿仏(無量の命)、無量光仏(限りなき光明)と呼ばれています。


無量寿経には、阿弥陀仏は遥か過去に法蔵菩薩として苦しむ衆生を憐れみ思い悩み発願(ほつがん)して、すべての衆生を救うために仏と成なって浄土を建てるという誓願を立てます。

そして、五劫という時間を思惟して、阿弥陀仏と成り極楽浄土を建てました。

その時に立てた誓願が弥陀の四十八願です。


お釈迦様は、阿弥陀経の中で、数え切れないほどの仏国土はあるが、阿弥陀仏西方浄土は最上であると誉め称え、そこに生まれたいと願うべきだと断言します。


阿弥陀仏誓願四十八願の中に、要の十八願があります。

私(阿弥陀仏)を心から信じて私の名を唱え、私の浄土に生まれたいと強く願う者を救えないならば私は仏にはならない。
ただし、五逆の罪を犯す者を除く。

そして十九願には、正しく阿弥陀仏を信じて人生を終えた者の臨終の際には、阿弥陀仏が迎えに来るとあります。

五逆の罪とは、父を殺すこと、母を殺すこと、阿羅漢 (あらかん悟りを得た者) を殺すこと、僧の和合を破ること、仏身を傷つけることをいい、一つでも犯せば無間地獄 (むけんじごく) に落ちると云われています。

南無阿弥陀仏」と唱え、来世に阿弥陀仏の浄土に生まれたいと強く願い、五逆の罪を犯すことがなければ、阿弥陀仏衆生の臨終の際に迎えに来る。

これを後生の一大事の解決と呼びます。

私たちは、人として生まれることが出来たからこそ、自分の命が終わった後の次の世(来世)のための準備が出来るといいます。

私たちは、自分の人生を展開しながら、来世(次の生まれる所)の解決を考えて行かなければいけないということです。

仏教では、阿弥陀仏の浄土に生まれ変わることが最上の喜びであると説きます。